1. 自律神経と鍼灸の関係
自律神経は、交感神経(活動モード) と副交感神経(休息モード)を自動で切り替えています。
しかし、ストレス・生活習慣・ホルモン変動などで切り替えが上手くいかなくなると、
動悸・不眠・頭痛・消化不良・慢性疲労などの症状が出やすくなります。
鍼灸の作用 | 自律神経への影響 |
---|---|
ツボ刺激による脳・脊髄反射 | 鍼やお灸で皮膚や筋膜に微細刺激を与えると、末梢神経→脊髄→脳へ信号が届き、交感神経・副交感神経のバランス調整が起きる |
血流改善 | 自律神経の緊張で縮んでいた血管が拡張し、脳や内臓の血流が改善 |
筋緊張の緩和 | 首・肩・背中の筋肉がほぐれ、血流・神経伝達がスムーズになり脳への酸素供給も改善 |
ホルモン調整 | 視床下部-下垂体-副腎系(HPA軸)に影響し、ストレスホルモン (コルチゾール)を整える |
脳内物質の変化 | セロトニン・ドーパミン・エンドルフィンが増え、精神安定や痛み軽減につながる |
3. 鍼灸の強み
- 薬に頼らず 副作用が少ない(若干の倦怠感が出ることはございます)
- 原因不明の症状(検査で異常なしでも不調が続くケース)に対応しやすい
- 体質改善を目的に、長期的な回復力アップが狙える
- 心身両面からのアプローチ(緊張をゆるめ、心の落ち着きを取り戻す)
4. 東洋医学的な説明
東洋医学では、自律神経失調を「気血の乱れ」「肝の失調」「陰陽のアンバランス」と捉えます。
鍼灸でツボ(経穴)を刺激することで、気血の巡りを整え、体が本来持つ自己調整力(自然治癒力)を高めます。
様々な理由を書き綴りましたが、のの鍼灸室では
「てあて」が一番心地よいのかな…なんて考えたりします。
日頃話しにくい事を、お話しながら、 「てあて」をしてもらう
最近の病院では、患者の顔を見ず、検査結果にしか目を配らない。
で、検査結果に異常がなければ 「自律神経ですね」
でも、症状はあって困る
行きついた先に、鍼灸院がある。
そんな、患者様がのの鍼灸室には、多くご来院されております。
優しい「てあて」
愚痴をこぼしながらでもいい
自分と向き合うお時間を、ご提供しております。