私が日々、患者さまを診ていて感じることの一つに、
「素直さ」がある人ほど、病気が治りやすい ということがあります。
素直な人は、うれしいことも悲しいことも、ありのままに表現できます。
気持ちを抑え込まない分、心身のストレスがたまりにくく、自律神経も安定しやすいのです。
鍼灸を受けるときも、「まずは受けてみよう」と受け入れる姿勢があると、体の緊張がゆるみます。
その結果、血流や気の巡りがスムーズになり、回復力が高まります。
素直であるということは、無理をせず「疲れたら休む」「痛みを無視しない」といった行動につながります。
これが病気の予防にも大きな力を発揮します。
いやいや…私は素直ですよでも治らないんですよ
治らないなら、まだ素直じゃない部分はありませんか?
頑張る癖 他人の目を気にする癖 意固地になってたりしませんか
精神科に30年以上お勤めの方も、仰ってました
「素直な方の方が、早く治りますよ」って。
30年ですよ。30年…30年も精神疾患の方と、向き合ってきた方の仰る言葉の重み…。
私はまだ、30年には満たない鍼灸師ですが
「素直な方」「だまされたと思って、やってみる」「拒否せず、やってみる」方々は、本当に回復が早いです。
素直と言う性格は、もはや
病や不調を治す時に 大きな武器になるのかもしれない。と私は考えます
素直でいることは、単に「性格が良い」ということではなく、
心と体を健康に保つための大切な力 でもあります。
「素直さ」という薬は、どんな病院でも処方できません。
でも、自分の中にすでに持っている力です。
もし今、不調に悩んでいるなら、少しだけ心を柔らかくして、
自分の体や治療に“素直に”向き合ってみてくださいね。
明日からやりますか?
今からやりますか?